ユマニチュードとは
フランス語で「人間らしさ」を意味します。
当施設ではフランス発の認知症ケア技法であるユマニチュードの考えを取り入れ、ご利用者様のより良いケアの構築に取組んでいます。
ユマニチュードの語源はネグリチュードで、フランスの黒人の詩人エメ・セゼールが提唱した概念に由来し「アフリカらしさ・黒人らしさ」を「取り戻す」意味が含まれます。
それにならうとすれば、ユマニチュードは
「人間らしさを取り戻す」ことを意味しています。
ユマニチュードは、ケアを必要とする全ての人に向けて「あなたは存在している」事を伝えるコミュニケーションの哲学を実現させる為の技法です。
ユマニチュードでは
「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの要素を用いて、出会いの準備→ケアの準備→知覚の連結→感情の固定→再開の約束という5つのステップを一連の流れの中で行っています。
これらのケアにより、ケアを受ける人にとって「自分が人間である」と思い起すことが出来るのです。
そしてケアを通じて「この人となら良い時間を過ごせる」と感じてもらえるように絆を結ぶ事を大切にしていきます。